10年後に笑った

BUMP OF CHICKENが大好きな千葉県民20代女。海外旅行、英語、フィギュアスケートにも興味津々。

ROCK IN JAPAN 2007のBUMPは人生を変える出来事だった

今年で10年目の参加となるROCK IN JAPAN 2016に行ってきた。

2006年から行き始めてついに10回目を迎える。(2014年は海外に住んでいて残念ながら行けなかった)

勝手にアニバーサリー気分♪

初めて行ったその時からロッキンの魅力にやられ、毎年行かないと夏が来たことを実感できない体になってしまった。

私がどっぷりはまってしまったのは2007年のRIJのBUMPのライブからだった。

2007のセトリやばい

ひたち海浜公園というだだっ広いところでライブが行われる。

どれだけ広いかというと東京ディズニーランド6個分。

公園に足を踏み入れると日常から完全に離されて気持ちいい。

その中でも広い草原にステージがポツンと佇んでいる。グラスステージという一番大きなステージである。草原の後ろには林があって木陰になっていて、フェスの間はハングリーフィールドという飲食エリアが広がっている。

このグラスステージでBUMPがトリを飾った2007年の2日目のことが私は忘れられない。

 

実はこの時期、BUMPから少し距離を置いていた時期だった。BUMPがかつてのBUMPではなくなったと感じていて、「昔の曲の方が好きだったな」と思っていた。

2004年にユグドラシルという傑作を発表してから3年が経っていた。新しい曲をシングルでぽつぽつと出してはいたけれどはまり切れずにいた。このままBUMPから離れていってしまうのかなという予感をかすかに抱いていた。

そんな時にBUMPを初めて生で聴くという体験をこのロッキンですることになった。

衝撃だった。生で聴く演奏、藤君の声。CDと全然ちがう。感情をより感じる。歌詞も少しちがう。新鮮な感動があふれてきた。

わたし、ちゃんと曲を聴いてなかったんだな、と思った。

曲と向き合ってなかった。今聴いたらこんなに素晴らしいことを唄っていたのに、全然気づけてなかった。

藤君の歌声が大きな空の中へ溶けていく。歌詞が脳内へ染み込んでいく。頭の中がBUMPを受けいれるちょうど良い構造になっているんじゃないかと思うほど、自然に、音楽が脳にしっくり入っていく。この感覚、他の人もあるのかな。

 

「supernova」を聴いたときは目から涙がでていた。拳を挙げることもできずに呆然と草原に立ち尽くしていた。CDを聴いていたときには分からなかったことがこの時に腑に落ちた。ずっと悩んでいた心のつっかえがとれて、生まれ変わった気分だ。

BUMPの曲はいつも傍に寄り添っていてくれたのに、勝手に距離を感じて本当のありがたさに気付けなかった。だけど今気づいた。このライブが気づかせてくれた。本当に来てよかった。この日がなかったら私の人生違ってた。

 

ちなみにその時のセットリストは今見返しても最高だ。なんだこれ。むしろ今聴きたい。

 

【RIJ2007 BUMP セットリスト】

01.乗車権

02.涙のふるさと

03.真っ赤な空を見ただろうか

04.プラネタリウム

05.カルマ

06.ギルド

07.embrace

08.天体観測

09.ガラスのブルース

10.supernova

en1.ダイヤモンド

en2.はじめてのチュウ

en3.DANNY

 

やっぱり今見てもすごい。

このときの状況としては、2004年にユグドラシルのアルバムを発売してから2007年のこのときまでアルバムはでてなくて、どうなっているんだってやきもきしていた頃。ユグドラシルを聴きこみまくっていた。

だからユグドラシルをベースに、その後に発売したプラネタリウム、supernova、カルマ、涙のふるさとを加え、過去の名曲を織り込んだこのセットリストは待ち続けていたファンの慰めになった。

新しい曲がなくたってこんなにも多くの素晴らしい曲がすでにあるのだから満足できる。まだ待てるよ。って再認識。

むしろ今回みたいにまだまだ気づいてないことがあるんじゃないかって思って全部じっくり聴きなおしたくなった。

 

そして注目してほしい。

アンコールのはじめてのチュウって!!!

ギター一本で歌ってくれた。

そしてそのあとのDANNYの流れ。

初めてのBUMPライブで、名曲を聴きまくって頭がおかしくなりそうだった。

このライブに勝るセトリを私は知らない。