10年後に笑った

BUMP OF CHICKENが大好きな千葉県民20代女。海外旅行、英語、フィギュアスケートにも興味津々。

BUMP OF CHICKEN New アルバム “RAY” 第一印象

1.Will

GOLD GLIDER TOURやWILLPOLISでそうだったように、

真っ暗なライブ会場で突如スクリーンにオープニング映像が映し出されているようなイメージ。

夜の大空を飛行船が飛んでいる映像が思い浮かぶ。

曲名の “Will” は意志を表している。

これから旅がはじまるんだという高揚感に溢れている曲。

 

2.虹を待つ人

とてもきらびやか。体の中をキラキラした星が駆け抜けていく感じ。

BUMPの最近の曲調。

「そのドアに鍵はない」

自分の可能性を狭めずに前に進みだしたくなる曲。

 

3.ray

4日前にYouTubeで公開してから100回以上聴いてる。

BUMP史上最高の曲だと思う。

歌詞、曲共に最高のクオリティ。

新たな音楽にチャレンジしているという点でも歴史的な1曲。

 

お別れの曲。曲調は明るいけど。

その別れを相当に引きずり続けて

死にたくなるくらい悲しくなって

夜も眠れず食も細くなって

それでも毎日を生きなくていけなくて、

必死に過ごして過ごして。。。

ようやくたどり着いた今の感情をまさに表している。

「いつまでどこまでなんて 正常か異常かなんて

考える暇もないほど 歩くのは大変だ」

そんな自分の状況を冷静に判断する余裕もなく歩き続ける。

歩き続かされる。

君と一緒に過ごす未来はもう消えた。

違う道を歩んでいる。

お別れの意味を何度も考える。

悲しみに襲われたり、君といる夢を見たりしてたけど、

その頻度は少なくなってくる。

少しずつ忘れてきたのかもしれない。

でも大丈夫、その悲しみや痛みは消えずにちゃんと証拠として

私の中に残っている。

「お別れしたことは出会ったことと繋がっている」

だからお別れして悲しいけど、それは出会ったことの裏返し。

君と出会えてよかった。

「○×△どれかなんて 皆と比べてどうかなんて 確かめる間もないほど

生きるのは最高だ

自分の人生が普通と比べて良いのか悪いのかわからないけど、

そんなのはどうでもいいんだ。

生きててよかった。

君と出会えたことも、お別れしたことも、その痛みが自分にしっかりと残っていることも。

今の自分の支える痛み=光の始まりには君がいる。

それだけでいい。

 

BUMPから生きるのは最高だという言葉が出てくるとは思わなかった。

悲しみを抱いて楽しく生きよう。

 

 3.サザンクロス

懐かしいのに新しい。和音とドラムのシンバルが印象的。

「さよならを言った場所から 離れても聞こえるよ 約束が」

 

 

4.ラストワン

これもびっくりする新鮮さ。

サビのリズムが頭に残る。

聴けば聴くほど癖になりそうな曲。

 

5.morning glow

イントロで彼女と星の椅子が思い浮かんだ。

自分への不満がつまっている歌。

 

6.ゼロ

この曲もまだアルバムに入っていなかったか。

すでに聴き慣れて落ち着いて聴いてられる。

前3曲の新しさにやられていたところで少し休憩。

ノスタルジー感と重厚感がバランス良い。

「終わりまであなたといたい

それ以外確かな思いが無い」

詰まるところ、生きるってそういうことだよねと思う。

 

7.トーチ

曲自体にそんなに新しさはなくごくシンプル。

中高生が演奏しているような曲、悪いと言っているわけではなく。

曲は地味で言ってることが落ち着いてるのに、

歌詞がきらりと光りすぎて無視できない。

「会いたい」っていう言葉がこれまたBUMPぽくない。

このアルバム、BUMP新しすぎるよ。

 

8.Smile

これもまだアルバムはいってなかったのか。

ライブでやる長いバージョンのSmile。

 

ちょうど3年前の3月11日のことを思い出す。

フランスの空港で日本に帰れなくてパニックになっていた。

空港で日本のニュースを見て大変なことが起きていると知った。

GOLD GLIDER TOURの仙台公演にも行った。

そこで聴いたSmileは危機迫りすぎて怖かった。

思い出深い、というより記憶に刻まれた曲。

10年経っても20年経ってもずっと印象的な曲であり続ける。

 

9.firefly

「命の仕掛けはそれでもう全部」

「色々と難しくて続けること以外で

生きていること確かめられない」

「ふと呼吸鼓動の意味を考えた」

少し青臭い感じの歌詞。

せっかくドラマの主題歌で多くの人の耳に入る曲だったので

最近のBUMPの大人な曲にしてほしかった。

これではBUMPは青春ソングのイメージを拭えない。

 

11.white note

めっちゃ好き!

この軽い感じ。このアルバムの中で爽やかな風が吹き抜ける。

これはぜひともライブで聴きたい!!

絶対楽したい。合唱したい。

 

12.友達の唄

white noteの軽さのあとのこのイントロはずるい。

なんかシングルの時よりも高い音がキンキンと響いている気がする。

心地いい。。。

R.I.P、宇宙飛行士への手紙、魔法の料理と、

この「友達の唄」は私の中ではセットになっている。

過去の記憶をストレートに引き出して今の心情を歌うっていうスタイル。

 

13.(please) forgive

なんだこの新しい感じ。。。

藤くんの声が気持ちよくて浮遊感。

 

14.グッドラック

「君と寂しさはきっと一緒に現れた」

この1文を紡ぎ出したことに感服。

この曲もお別れだ。

 

RAYというアルバムは別れのアルバムだ。

これまでは出会ってばかりだったけれど、

人は必ず別れるという当然のことに気づく出来事が増えてきた。

親や友人が亡くなったり、大事な人とお別れしたり、

過去の自分と別れを決心したり。

お別れって一度で終わるものだと思っていたけれど、そうじゃない。

さよならしても自分の中でずっと有り続けるからさよならしてない。

さよならできるように何度も自分の中で悲しみや痛みと向き合うんだ。

忘れたと思ってもその事実は自分の中でずっと生き続けるから心配しなくていい。

さよならしてない人とも実は生きている間ずっと少しずつお別れするんだ。

誰しもいつか絶対に別れる時が来る。

それは寂しいことだけど、だから生きるのは最高だ。